記念硬貨と古い紙幣を差し出してきた。
…反射的に「いるで、とっといてや!」と返したが、いつまでたっても邪魔になるだけや!
とブツブツ‥小さな缶がなんで邪魔やねん!と言いたかったのだがぐっと抑えて、
“あいつら(2人の息子)にあげたらいいやん!”というと「アホやから価値なんか
わからへんし、どうせ空き缶なんかに入れといたら忘れて捨てると思うわ!と返って来た。
…何とも寂しい会話である。
…しかたなく週末に古銭買取の店を探して行ってみたら商売にならないので要らないという。
…どうしても買い取り希望なら同額での両替で逆に手数料をもらうというので驚いた。
…店主いわく、昔は取引があったが今は流通してない‥強いて言えば「今 生きてる人が
見たことが無いほど大昔のお金‥つまり「小判」などでなければ無理だという。
…確かに20年以上前には街中で古銭売買の店を見かけたものだがサラリーマン辞めてから
街を歩く余裕も無く世の中の動きに疎くなっていたのは事実である。
…結局、納得できぬまま持ち帰ったのだがこのまま銀行で両替しても手数料のいる時代、
さりとて記念硬貨、古い紙幣の額面どおりで使う気にもなれず、パソコンが達者なら
ネットで問いかけてみるのだがそれも出来ずどうしたものか‥かみさんから催促のひと言を
聞く前に何とかしなければ‥と、思案しているところである。
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